(2008年5月16日 毎日新聞地方版)
◇600億円の債務負担軽減
京都市は、市営地下鉄東西線(17・5キロ)のうち三条京阪−御陵間(3・5キロ)の路線や駅を所有する第三セクター「京都高速鉄道」を今年度末に解散し、直営化する。累積赤字約2700億円を抱える地下鉄事業の健全化を目指すためで、三セク方式に比べて約600億円の債務負担軽減が見込めるという。
1997年開業の同線は建設時、地上を走る京阪電鉄京津線との調整を図り、88年に三セクを設立。三セクが金融機関から資金を借りて同区間を建設し、市交通局が使用料を支払って運行する方式を採用した。だが、使用料が年55億円と高額で、人件費などの経費もかさんで経営悪化の要因となっている。
市は三セク株式の83%を持つ筆頭株主。京阪電鉄など他の44株主からすべての株式を買い取り、市の100%出資会社にした上で三セクを解散させる。購入費26億円は一般会計の市債を発行し、地下鉄会計に繰り出す。建設費の借金は市が返済するが、三セクの運営経費が無くなることから負担が軽減できるという。
市は16日開会の5月定例市議会に、株式購入費として25億9700万円を計上する。
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烏丸御池でなんと近鉄奈良ゆきに乗車しました。
地下鉄が近鉄に乗り入れしてるなんて知りませんでした。
京都の地下鉄も乗りやすく変化してるんですね(*^。^*)