(2008年4月1日 読売新聞)
◆メロディー音一斉 嵐電の…
京福電鉄(本社・中京区)は新駅「嵐電天神川駅」の開業に合わせ、4月から「四条大宮」「帷子ノ辻(かたびらのつじ)」「北野白梅町」「嵐山」の4駅の発車ブザーをメロディー音に切り替える。電子音に笛や琴を織り交ぜ、〈癒やし〉を感じられるように仕上げた全7曲。7〜12秒のメロディーに京都の魅力を凝縮したという。同社は「心地よいメロディーと一緒にのんびりと電車の旅を楽しんで」としている。
これまで嵐山本線と北野線のうち、無人駅を除く4駅では、ブザーで電車の出発を知らせていたが、「味気ない」という声があったことからメロディーに変えることに。作曲は、コマーシャルソングなどを多数手がける音楽家岡野弘幹さん(43)に依頼。母親が京都出身で、子どものころから京都に親しんできたという岡野さんは、作曲に際して電車に乗車し、駅や町を観察、イメージを作り上げて臨んだ。
「四条大宮」は、観光の出発点として、山や川、古さ、新しさが溶け合った京都の町をイメージした2曲。「帷子ノ辻」は1〜3番線ごとに違うメロディーで、天の川や広い空を描いた雄大な作品と、うきうきした気持ちを表した軽快な作品の3曲。
「北野白梅町」は、みやびな名前と近くにある花街・上七軒の雰囲気を醸し出すために、琴を使って優雅な曲にした。「嵐山」は、岡野さんが子どものころに親しんだ風景を音で表したという。1日午前から順次変更していく予定。
同社は「まちなかをゆったり走って、ほっこりできるのが嵐電。日常を忘れて、癒やしを感じてほしい」としている。
1日午後2時からは、天龍寺塔頭慈済院(右京区)で岡野さんの奉納演奏が行われる。
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