(2008年03月28日 asahi.com)
6月14日に開業する東京メトロ副都心線と、同線に直通運転する東武東上線、西武池袋線の新しいダイヤが27日、発表された。東京メトロでは初の「急行」運転が行われ、これを受けて、東武と西武もスピードアップに熱を入れたダイヤになっている。
東京メトロ副都心線は、和光市(埼玉県)と渋谷(東京都)を結ぶ。和光市―池袋間は、現在の有楽町線などの線路を走る。
副都心線の急行は、和光市―渋谷間では途中、小竹向原、池袋、新宿三丁目だけに停車。同区間を25分で結ぶ。急行は日中、毎時4本運転される。朝夕は、和光市―小竹向原間が各駅停車になる「通勤急行」も運転される。各駅停車の追い抜きは、小竹向原と東新宿で行うという。
さらに、有楽町線にも、和光市―池袋間で小竹向原のみに停車する「準急」が新設され、毎時4本が準急になる。副都心線の急行と有楽町線の準急は、和光市―池袋間を14分で結び、各駅停車と比べて5分短縮される。
副都心線には、東武東上線と西武池袋線が直通運転する予定で、両線とも副都心線開業に合わせてダイヤ改定をする。両線ともターミナルは池袋。副都心線や有楽町線は、直通相手でありながら、「競合路線」になる関係にある。メトロの「速達化」に対抗する形で、東武・西武ともに、より速達性や利便性を向上させる方針だ。
東武東上線では、現在は日中と夜間のみの「急行」が、朝の通勤時にも運転される。和光市―池袋間を現在よりも6分速い、最速13分で結ぶほか、通勤急行や準急の所要時間も平均で2〜3分短縮させるという。「一部の列車が副都心線経由に切り替わって、本数が減ることと、各駅停車の待ち合わせを1駅から2駅に増やすことで、スピードアップを実現した」(東武鉄道広報部)という。
日中には、準急の一部を急行に格上げし、急行は毎時5本となる。夕方には、定員制の「TJライナー」を新設。18時から22時50分まで、ほぼ1時間おきに運転される。また、その折り返しの上り列車として、特別料金のいらない「快速急行」が新設される。
西武池袋線では、朝の上り快速池袋行き(毎時4本)を、副都心線直通の渋谷行きにする一方で、通勤準急を練馬に停車させ、練馬―池袋間の利便性を向上させる。また、日中の有楽町線直通の「快速」(毎時2本)を、副都心線直通に切り替えるほか、清瀬―渋谷間の各駅停車(毎時2本)を新設する。
「西武線内を快速として走る直通列車は、副都心線ではできる限り急行として運転させ、速達性と利便性の向上を図りたい」(西武鉄道広報部)としている。
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