(2008年3月16日 毎日新聞)
◇活性化へ期待込め式典
JR西日本の15日のダイヤ改正で、湖西線の西大津、雄琴の両駅の名前が「大津京」、「おごと温泉」にそれぞれ改称した。両駅では、地元の関係者らが出席した記念式典(大津市、JR西日本主催)があり、大津京駅では「大津京」をテーマにした絵画の一部が披露され、おごと温泉駅では新たに足湯施設がお目見えした。ホームの駅看板や改札の料金表などが新名称に変更され、新駅名が入った看板の前では、乗降客が記念撮影をする姿などが見られた。
◇大津京駅、絵画を展示
両駅は、地元住民らが駅名の改称を要望する署名活動を実施した結果、名称の変更が実現した。
大津京駅(同市皇子が丘2)の式典には、JR西日本の関係者や地元の長等学区自治連合会の住民ら約70人が出席し、くす玉を割って新駅名の誕生を祝った。
駅コンコースでは、地元住民らでつくる「大津京詩と音と彩の祭典実行委」が、都があった時代をテーマに制作中の絵画(計5枚)のうち、2枚を展示。除幕式をし、往時の人々の様子などを描いた絵(縦2メートル、横1・4メートル)が披露された。寺島晴明・実行委員長は「新たに名前が変わった大津京駅を軸にして町の活性化に取り組みたい」と話した。
大津京駅への改称を巡っては、「歴史的に正確な名称ではない」と反対する声もあり、論争となっている。
◇おごと温泉駅、無料足湯を設置
「おごと温泉駅」(同市雄琴北1)でも、大津京駅と同様の式典があり、地元のおごと温泉観光協会や市の関係者ら約80人が駆けつけた。
同観光協会はこの日、駅前に足湯施設「おごと温泉六角足湯」を新たにオープンした。施設は、雄琴温泉を開いたとされる最澄作の地蔵が収められた求法寺(大津市)の地蔵堂をモチーフにした六角形(約9平方メートル)。同温泉の源泉の湯を入れ、午前10時〜午後5時に観光客らが無料で利用できるようにした。
さっそく足を入れた近くの同市立仰木の里東小1年、藤原怜央君(7)は「足がすべすべになって気持ちがいい」と笑顔。同観光協会の池見喜博・専務理事は「新しい駅名とともに地域のイメージを向上させ、観光客や地元の人に雄琴温泉を身近に感じてもらいたい」と話していた。
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