(2007年09月20日 朝日新聞)
来年6月に全面開業予定の東京メトロ副都心線で、新宿三丁目と明治神宮前、渋谷の3駅のホームの一部が、開放感のある吹き抜け構造になることが分かった。上層階のコンコースからホームを走る電車が見わたせるようになる。東京メトロは「閉鎖空間というイメージが変われば」と話している。
副都心線は埼玉県の和光市駅と渋谷駅をつなぐ。現在、山手線の内側の明治通り沿いに、池袋―渋谷間(8.9キロ)の8駅を結ぶ工事が進む。東武東上線や西武池袋線も直通運転する。東京メトロはこのほど、建設が進む新宿三丁目の駅構内などを報道陣に公開した。
開口部は縦10メートル、横6メートル、高さ8メートル。ホームの上の階にあるコンコース階の吹き抜け部分は、ガラス張りで下を見渡すことができる。
東京メトロは「計画当初は予定していなかったが、ゆとりを求める時代の流れに合わせて設計し直した」という。
明治神宮前駅の場合は、縦24メートル、横7メートル、高さ8メートルなど、2カ所の吹き抜けが設けられる。
一方、渋谷駅の工事は、12年から東急東横線の乗り入れを予定する東急電鉄が進めている。同駅の吹き抜け設計は、建築家安藤忠雄氏がデザインした。
「地中の宇宙船」をイメージしたとあって、長径80メートル、短径24メートルの楕円(だえん)形をした球体が、ホーム階やコンコース階を含む地下の3層をくりぬく形になっている。自然換気が可能で、環境負荷が大幅に減るメリットもあるという。
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大震災などの災害時の帰宅難民約6000人を収容できるスペースを確保。公共利用も可能な、高層ビルとなるようです。