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09年12月04日

【JR東日本】東北縦貫線、新幹線の真上に建設!

JR東日本/新幹線直上に在来線新設/「東北縦貫線」、軌道内から鉄骨架設へ
(2009年12月4日 日刊建設工業新聞)

 JR東日本は近く、東京の京浜東北線神田駅付近を走る東北新幹線の真上に在来線の高架橋を架設する工事に着手する。東北・常磐方面と東海道方面それぞれの近距離路線を結ぶ「東北縦貫線」新設工事の一環で、新幹線軌道内から最大で20トンの鉄骨を約260ピース架設し、神田駅付近の東北新幹線を覆って重層構造にする。新幹線の直上に在来線を設ける工事は初めてで、工期は1年4〜5カ月を見込む。施工は重層化を含む南側を鹿島、北側工区を鉄建が担当する。総事業費は約400億円。

重層化工事の本格着工を控え、使用機材が報道陣に2日に公開された。

 工事では、神田駅付近(延長約600メートル)にある既存の新幹線高架柱46本に鉄骨を継ぎ足して在来線の高架橋を建設する。鉄骨は柱、仕口、張り出し桁、横梁など約260個に分割されているが、1個当たりの重量は最大で20トン弱あり、長さが4メートル弱という大きさのものもある。
 新幹線の営業運転が行われない深夜から早朝(午前0時〜5時30分)にかけての作業になるため、1日で設置できる鉄骨は1個が限度。JR東日本は「作業のできない強風の日などを勘案すると工期は1年4〜5カ月程度になる」(大塚一史建設工事部次長)とみている。
 新幹線沿いの道路の幅が狭く、作業用地の確保が難しいことから、新幹線の軌道内からクレーンを使っての架設作業となる。鉄骨は東京駅南側に整備した作業ヤードで日中に運搬台車に積み込んでおき、夜間に新幹線の線路上を走行して架設位置まで運搬する。作業ヤードは東京駅新幹線ホーム23番線の南側の先にあり、従来あった新幹線用の車止めを移動式車止めに改良。営業運転終了直後に作業を始められるよう、通常は作業ヤードと切り離されている新幹線線路と短時間で直結できるようにした。
 運搬台車は4両編成で、100トンクレーンや鉄骨を載せた台車を動力車がけん引する。架設位置で新幹線軌道内に100トンクレーンを据え付け、鉄骨を設置してボルト締めで連結。クレーンと台車を作業ヤードに引き揚げて移動式車止めを戻す、という作業を毎日繰り返す。
 新幹線の運行の障害にならないよう、動力車両には二つの動力系統を持たせて故障に備える。新幹線軌道内という特殊な作業環境のため、クレーンのオペレーターには経験20年以上のベテランを配置する。
 施工を担当する鹿島の永田敏秋JR東北縦貫線工事事務所所長によると、7〜8月に神奈川県小田原市の機材センター内に東京駅作業ヤードと同様の設備をつくり、門型クレーンを使って鉄骨を積み込む作業や、移動式車止めによる時間短縮などをシミュレーションして確認した。
 東北縦貫線は、東京駅北側の東海道線引き上げ線と、秋葉原駅付近まである東北・常磐線留置線との間約3・8キロを結ぶ。神田駅付近は用地が確保できないことから、新幹線の真上に線路を設けることになった。完成すると東北・常磐線と東海道線の直通運転が可能になる。アプローチ部分などを含め、工事は08年5月に始まっている。開業予定は13年度で、東京・上野間の所要時間が10分短縮されるとともに、JR東日本の最混雑区間である上野〜御徒町間の混雑率が214%(05年度)から180%程度へ緩和できると見込まれている。


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posted by train news at 17:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 廃線/新設
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この記事へのコメント
毎日、通勤で通ってますが、日々変化しています。
30年位前の、中央線東京駅高架工事より大変でしょうね!!!
Posted by 空・たんぱあ at 2010年01月21日 21:15
JRの東北縦貫線は2013年に完成するまでは山手線か京浜東北線で我慢するしかない。新幹線の真上を走るのが楽しみで車窓からの景色を眺めたい。その間東京駅丸の内北口〜上野駅前間の都営バスに乗るしかない。
Posted by タクロウ at 2010年04月02日 22:41
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