(2009年4月7日 読売新聞)
2011年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に伴い、鹿児島中央―新大阪間で運行される「さくら」について、伊藤知事は、発着駅を鹿児島中央駅とし、1時間に1本以上を運行させるよう14日、県内の沿線自治体の首長とともにJR九州に要望する。
全線開業で鹿児島中央駅から、博多駅までは約1時間20分、新大阪までは約4時間でそれぞれ結ばれる。ただし、車両基地が熊本市内に設けられるため、始発が熊本になる可能性もあり、これを懸念してJRが本格的なダイヤ編成作業に入る前に、鹿児島中央駅発を要望することにした。
定例記者会見で伊藤知事は、「大阪まではすべて鹿児島からだぞと伝えに行こうと思う」として、始発、終着は鹿児島中央駅だとアピールして、熊本に対抗する考えを述べた。
このほか福岡方面に向かう通勤客らの利便性を高めるため、上りの始発を午前6時台に、下りの終電の同駅着を午後11時台に設定することも求める。
要望は14日に鹿児島市の森博幸市長ら沿線自治体の首長と経済団体の代表らを伴い、福岡市のJR九州本社で石原進社長に申し入れる。
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