(2008年12月11日 日刊建設工業新聞)
東京都は、本年度から都営地下鉄大江戸線勝どき駅でホーム増設の検討を始める。開催中の都議会で金子正一郎交通局長が明らかにした。勝どき駅の周辺で大規模開発が進み、乗降客が開業当初の約3倍に増加。今後も開発の加速でさらに乗降客が増え、現状のホームの規模では、特に朝のラッシュ時には利用者をさばききれなくなると判断した。
現在の勝どき駅のホームは、上下線が挟む形でホームが中央にある「島式ホーム」で延長140メートル弱、幅7・9メートル。本年度から始める調査では、既存ホームの拡幅が難しい現状を踏まえ、上下線部分の隣接部に新たなホームを増設することを中心に検討を進める予定だ。
都営地下鉄4路線(三田、浅草、新宿、大江戸)の中で大江戸線は最も新しく、00年12月に開業。勝どき駅は出入り口7カ所(階段3カ所、エレベーター4カ所)を持つ駅として開設された。
当初想定した1日当たりの乗降客数は約2万8000人。しかし、開業後、中央区の晴海や勝どきなど同駅周辺地区では高層マンションやオフィスビルなどの大規模開発が相次ぎ、利用者が大幅に増加した。これまで出入り口を1カ所増設して対応していたが、昨年度の1日当たりの利用者数は約7万6000人にまで増え、朝のラッシュ時にはホームが混雑。誘導員を置いて転落などの事故防止に当たっている状態だ。都は今後も駅周辺で開発が増えると判断。利用者増も見込み、10年度に出入り口1カ所の増設を決めたが、抜本的な改善策が必要とみて、本年度からホーム増設の調査・検討に乗り出すことにした。
大江戸線ではまた、利用者の安全性確保の観点から11年度までに全駅にホームさくを設置する。
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