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08年07月18日

阪神なんば線、来春開業。

阪神なんば線- 商圏争奪、直通の陣 阪神ミナミへ、近鉄は神戸へ−−来春開業
(2008年7月17日 毎日新聞)

 近鉄と阪神が相互直通運転する新線「阪神なんば線」(尼崎―近鉄難波間)。来春の開業を控え、両社がそれぞれ相手方の“地盤”で積極的な事業展開に乗り出し始めた。近鉄は阪神沿線のホテルを買収し、阪神も大阪・ミナミで商業施設の運営を手がける。ミナミを中継地に神戸と奈良を結ぶ新路線。関西の新たな動脈として期待されるが、なんば線で得をするのは近鉄か阪神か。果たしてどっち?

 ■近鉄
 「神戸直通は実質的な沿線拡大。阪神沿線でさまざまな事業をしたいし、奈良にも多くの人を呼び込みたい」(秘書広報部)と意欲満々の近鉄。今年4月には今回のなんば線と阪神本線の連絡駅となる尼崎駅(兵庫県尼崎市)近くの高層ホテルを買収、直営化した。「阪神沿線で近鉄の存在感を高めたい」との狙いだ。また阪神とレールがつながる山陽電鉄への乗り入れも検討しており、既に同社と協議を始めた。神戸を越え兵庫県西部の播磨地方も視野に入れる。
 旧来の商圏での事業にもぬかりはない。近鉄難波駅構内では5月に商業ゾーンを新たにオープンし、イタリア風カフェやトルコ料理店などを入居させた。神戸からの客を想定し、国際的なイメージを打ち出す「駅ナカ作戦」だ。近鉄上本町駅構内でも女性向け雑貨店を開店させた。同駅ではターミナルビル改築も計画している。奈良線などでは車体に「近鉄・阪神直通」と書いた電車の運行を始めた。

 ■阪神
 一方、阪神が目を付けたのはミナミの商業施設「ビッグ・ステップ」。アメリカ村の中核ビルで、若者に人気の店が並ぶが、今年2月、梅田の地下街を運営する阪神電鉄の子会社が管理運営を引き受けた。ミナミの道頓堀には4月、阪神タイガースの金本知憲選手を起用したPR看板(高さ6メートル、幅12メートル)が登場した。バットを構える金本選手と「行くで!阪神電車、ミナミへ」の文字。乗り換えなしで甲子園球場へ行ける利点を強調する作戦だ。
 阪神の大阪での拠点は、梅田駅のあるキタや沿線の福島区。それが、近鉄のおひざ元のミナミに乗り込む。阪神電鉄社長室は「今後もキタとミナミに乗り入れる唯一の私鉄という利点を生かしたい」と話す。


 ◇沿線もメリット−−関西の交通事情に詳しい斎藤峻彦・近畿大教授(交通経済学)の話
 近鉄の駅ナカ施設などは、短期的な経済効果が見込める。また中長期的に見ると、阪神の「ミナミに出にくい」という弱点が強化される。職場がミナミにある人は大阪南部に住むケースが多かったが、今後は阪神沿線も選択肢に入ってくるだろう。そうなれば沿線自治体にもメリットがある。新線開業の影響は鉄道会社だけにとどまらない。

……………………………
 ■ことば
 ◇阪神なんば線

 尼崎―近鉄難波間の約10キロ。西九条―近鉄難波間(3・4キロ)の新線は現在工事中で、完成後に既存の西大阪線(尼崎―西九条、6・3キロ)を含めてこの路線名となる。開業後は三宮―近鉄奈良間を直通する列車が1時間20分程度で結ぶ予定。阪神と直通運転する山陽電鉄の姫路などから、近鉄の賢島や名古屋までがレールでつながり、将来は直通区間の拡大も検討されている。新線の建設費は約1071億円。利用者は1日8万1000人を見込む。


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posted by train news at 11:30 | Comment(1) | TrackBack(0) | 廃線/新設
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この記事へのコメント
南海汐見橋と阪神桜川で線路を繋いで相互乗入はどうでしょうか?。和歌山・三宮・姫路が直通でいけます。また三宮・尼崎から関空直通便ができるメリットもあります。阪神・山陽電鉄線に近鉄・南海が乗り入れて4社連合を作り、姫路・三宮・なんば・関空・奈良・賢島を結ぶネットワークを形成すればJRとかなり上手に戦えると思います。なにわ筋線の着工を待つより現実的だと思います。将来的に京阪中之島線が阪神西九条まで延伸すれば和歌山・なんば・西九条・京都の路線ができ、この方面でもJRと戦えます。
Posted by 神戸 at 2008年09月27日 23:06
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