(2008年7月9日 読売新聞)
第3セクターの「阿佐海岸鉄道」が運営し、徳島県海陽町と高知県東洋町を結ぶ「阿佐東線」(8・5キロ)で8日、恒例の風鈴列車の運行が始まった。同線は先月30日の回送車両の事故後、5日に運行を再開したばかり。職員らが気持ちも新たに飾りつけた風鈴が、「ちりん、ちりん」と涼しげな音色を響かせ、乗客らが心を和ませている。8月31日まで。
風鈴列車の運行は今年で10年目。車両の天井に取り付けた棚に、黄色や白色のガラスや陶器でできた風鈴約20個が吊り下げられた。
車窓にはすだれが下がり、沿線の俳句愛好者が詠んだ作品「風の音 少しかわりて 梅雨明くる」など約40句が書かれた短冊が掲げられている。
期間中の土、日、祝日の利用者には、抽選で1日に20人にオリジナルの風鈴がプレゼントされる。
同線では先月30日、宍喰駅構内で、回送列車が車止めを壊して壁に衝突する事故が発生。引き込み線に入線する際の速度超過が原因とされており、事故で風鈴列車の運行は当初予定(4日)からずれ込んでいた。
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