http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080430-OYT1T00436.htm
(2008年4月30日 読売新聞)
東京メトロの路線図には載っていない“隠れトンネル”を使った地下鉄の運行が、大型連休期間中の5月3日からスタートする。
一般にはあまり知られていない、千代田線と有楽町線の間にある「連絡線」のレールを利用し、小田急の特急「ロマンスカー」を東京ディズニーランドがある東京湾岸方面へ走らせる。連絡線を使った定期的な営業運転は全国初。複数の路線を乗り継ぎ、クモの巣状に張り巡らされた東京の地下鉄網の横断が可能になった。
この連絡線は、千代田線霞ヶ関駅と有楽町線桜田門駅の間を結ぶ全長584メートル。1974年に有楽町線が開業した際に作られたルートで、千代田線沿線にある解体検査工場で有楽町線などの車両も検査するため、普段は回送用に利用している。年1回程度、花火大会などの際に臨時電車を運行したことはあったが、定期的な営業運行はなかった。
新しい試みは、今年3月から小田急の新型ロマンスカーが千代田線(箱根湯本―北千住間)に乗り入れを始めたのがきっかけ。5月以降、「ベイリゾート号」として、小田急本厚木駅と有楽町線新木場駅間を1時間20分で走行。大型連休と毎月第4土日など年間30日ほど運行する。
朝は午前6時44分に本厚木駅を出発し、夜は午後8時50分に新木場発の1日1往復を予定。地下鉄の乗車駅は表参道、豊洲、新木場となり、列車がUターンする格好になる霞ヶ関駅では、登山鉄道で利用される「スイッチバック」方式を採用し、停車後に先頭車両が前後入れ替わる。全国の10地下鉄で、東京メトロ以外にこうした連絡線があるのは、大阪市営地下鉄(3本)と都営地下鉄、札幌、名古屋の市営地下鉄(各1本)だが、大阪市は規則で営業運転を禁止。名古屋市が記念イベントで特別列車を走行させている程度だ。
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